高濃度ビタミンC点滴療法

18083154-structural-model-of-vitamin-c-moleculeビタミンCは、経口で大量に摂取しても、吸収が悪く、すぐに排泄されてしまいます。ビタミンCの経口摂取に比べ、点滴はビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やし、からだの隅々にビタミンCが行き渡りやすく、高い効果が期待できます。

こんな方におすすめです

  • 最近シミが気になる、お肌に透明感が欲しい
  • ニキビや肌荒れに悩んでいる
  • 最近お肌の弾力がなくなった
  • 疲れやすい
  • 風邪をよくひく
  • 倦怠感を感じる時が多い
  • 免疫低下を感じる
  • 活性酸素を除去したい
  • ガン予防を考えている
  • 老化を遅らせたい
  • 歯周病が心配
  • うつ病

ビタミンCの美肌効果

19590217-asian-skincare-woman-pampering-face-skin-skin-care-refreshing-concept-side-view-facial-close-up-of-b点滴頻度月1から4回(1回あたり12.5〜25.0g)

  • 美白効果:シミの大敵である、メラニン色素を抑制します。
  • 肌の弾力性の向上:コラーゲンやエラスチンなどハリのある肌を作ります。
  • 肌の保湿力向上:水分を強力に取り込むセラミドの生成を促し、瑞々しいお肌にします。
  • にきびなどの肌のトラブル改善:余分な皮脂の分泌を抑えきれいな毛穴を保つことで、ニキビを予防、抗炎症作用でトラブルを改善します。

美容以外の効果

点滴頻度は月1から4回(1回あたり12.5〜25.0g)

  • 抗酸化作用:若々しく健康でいるためには、体のサビを防ぐこと「抗酸化」が重要です。細胞を攻撃する活性酸素から守り、体の酸化を防ぎます。
  • 疲労回復効果:血中濃度を効率よく高めるため、疲労倦怠感の回復と即効性があります。また、日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑えます。
  • 免疫力の向上:体内のウイルスや病原菌を排除する「白血球の機能」を強化して免疫力をアップが期待できます。
  • がん予防:がん予防にビタミンCが注目されています。 超高濃度ではがん細胞を殺します。高濃度では抗酸化作用でがん細胞の発生を抑制効果あると言われています。
  • 歯周病治療・対策:歯周病を始め、歯科治療領域でも効果が期待できます。

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ビタミンCの抗がん作用について

ビ タミンCが高濃度になると過酸化水素を生成します。正常細胞はカタラーゼという酵素が、過酸化水素を中和するので影響をまったく受ません。一方、ガン細胞 の多くはこのカタラーゼが欠乏しているために過酸化水素を中和できずにダメージを受けて破壊されてしまいます。手術や抗がん剤、放射線治療といったこれま での治療法とうまく併用することで、効果的なガン治療を行うことができます

使用するビタミンC製剤について

防腐剤入りの国産ビタミンC注射薬は使用できません。
当院では、外国製の防腐剤の入っていない、安全なビタミンC注射薬(1本25g)を使います。国産の注射薬には全て防腐剤(ピロ亜硫酸ナトリウム, チオグリコール酸ナトリウム)が添加されているので、高濃度ビタミンC点滴には向きません。

治療のリスク・副作用について

本治療法の副作用は、非常に少ないと言われています。血管穿刺部位の痛み、頭痛、吐き気などの症状が起きることがあります。また、稀ながら、腫瘍出血、腎機能障害、溶血の報告があります。

受診について

高濃度ビタミンC点滴は、完全予約制となっております。お電話でご予約ください。
初診の方は、火曜日・木曜日(午前のみ)・土曜日となっております。

診察料は以下の通りです。

検査料 点滴(ビタミンC)
初診時 4,000〜10,000円(税別) 8,000円(税別)12.5g
二回目以降 なし 量に応じて

点滴時間は、以下の通りです。

ビタミンCの量 12.5g 25g
点滴時間 30分から1時間 1時間から1時間半

*この治療は公的保険の適用がない「自由診療」となっています。

お問い合わせは、こちら

担当医

林 和歌
長崎大学医学部卒 医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析学会透析専門医
高濃度ビタミンC療法認定医